幼少の頃からアトピー体質で、20代の時にステロイド解脱まで行った妻。
30歳直前に結婚し、出産、育児をこなしていました。

結婚してからも少しアトピーの症状は出ていましたが、
それほどひどい状態ではなく、少し出たと思ったら
症状が消えて、という感じでした。

しかし昨年の春ごろから症状が出始めました。
最初は膝の裏に発疹ができて痒いというくらいでしたが、
そこから一気に内股、背中、肘の裏、腕と広がり、
そして夏前には顔、さらに手や足の甲にまでアトピーの症状が出ました。

主な症状としては『強い痒み』。
これまでと比べものにならない痒がり方で、
痒さのため、気が狂ったかのように「痒い~!」と大声を上げる毎日。
少しでも気を落ち着かせようと、私が背中などを掻くのですが、
それでも収まらず、最後は割り箸で体中を掻きはじめます。
強い痒みのため、割り箸の角で「ゴリッ、ゴリッ」と音がするほど力強く掻き続け、
割り箸が折れることもしばしば。
こんな掻き方をするため、妻の体は全身傷だらけの状態です。

そして体中の痒みが収まると、あたり一面は掻いた皮膚が剥がれ落ちて真っ白な粉だらけ。
妻の剥がれ落ちた皮膚の粉を掃除機で吸い取る、といったことを一日数回繰り返します。

こんな粉と血まみれの状態なので体を洗い流そうと、お風呂に入るのですが、
割り箸で体を掻いたため、傷口にお湯が染みて
「痛い~!」と叫びながらシャワーを浴び、
痛さと辛さで風呂場で泣き出す妻を見つめ、何とか直る方法はないのか、と
途方にくれていました。

いろいろとネットなどで調べましたが、「痒み」というメカニズムは
まだまだわからないことが多く、自己防衛の機能だったり、
「痛み」を知らせる手前のシグナルだったりなど、
どの情報も雲を掴むような感じで、直接的な症状の改善方法は見つからず、
とりあえず原因がわかれば対処できるんじゃないか?などと考えていたのですが、
その原因を突き止めることがアトピーではとても困難です。

また後ほど書きますが、過去の経験から、
基本的には皮膚科の治療に関しては主にステロイドを使用するため、
できれば受けたくない(というより信用していない)、という状況で
選択肢としてはほぼない状態でした。

こんな毎日を繰り返すうちに、妻も私も精神的にも、肉体的にも消耗しきって、
家の中が殺伐な状態になるという、最悪な夏を過ごしました。

このままではダメだと、再び模索の日々が始まります。

by薄毛夫